企画展

ルネ・ラリックにみる日本とフランスの“かわいい”文化交流

企画展開催のご案内

2026年3月20日(金・祝)〜12月6日(日)

“かわいい”文化のパイオニアとされる
竹久夢二をも刺激した アール・ヌーヴォー、アール・デコ
巨匠ラリックの作品を“かわいい”の視点でとらえてみた

今や日本のカルチャーを語るには欠かせない“Kawaii(かわいい)”文化と、フランスを代表するジュエリーとガラス工芸の巨匠ルネ・ラリック(1860-1945)。

一見無関係に思える二つのキーワードだが、かわいい文化の歴史を辿ってみると、案外そうとも言い切れない。ジャポニスム(日本趣味)を源泉とするアール・ヌーヴォー、それに続くアール・デコは同時代の日本でも流行する。いわば文化の逆輸入が起きたのだ。とりわけラリックとほぼ同じ時期に活躍し、かわいい文化のパイオニアとされる竹久夢二(1884-1934)の作品には、両様式からの影響が色濃く見られる。彼の創造は昭和にかけて、かわいい文化を牽引していく中原淳一(1913-1983)など多くのアーティストたちを刺激し、その作品は少女たちの日常を可愛らしく彩った。一方、アール・ヌーヴォーとアール・デコを代表する芸術家ラリックの創作もまた、当時の日本人を魅了した。

つまり、「美しいものを、より多くの人に届けたい」と考え、一点もののジュエリーから量産可能なガラス工芸へと舵を切った彼の想いは、極東の島国にまで届いたのだ。そして多くの人の暮らしに「美」をもたらした彼の傑作の中には、現代を生きる我々の感覚からみても、かわいいものが多く見られる。本展では、当館のコレクションを“かわいい”という視点でとらえなおしてみた。

かわいい文化が花ひらき、少女たちが泡沫の夢を見た大正時代(1912-1926)が過ぎ去り、100年の年月を経た今、時代や国、価値観が違えども受け入れられるラリックの芸術を通して、フランスと日本、100年前と今の繋がりを感じていただきたい。

▲ルネ・ラリック(スザンヌのデザインによる)

パウダーケース「ロリガン コティ社」現行商品(オリジナルは1910年)

▲ルネ・ラリック

ペンダント「花を持つ少女」1897-1898年頃

▲ルネ・ラリック

置物「座る猫」1932年

竹久夢二

雑誌『婦人グラフ』第1巻第6号表紙

「化粧の秋」

1924年

ルネ・ラリック

香水瓶「あなたのそばに クリティア・ビューティー・インスティテュート」

1935年


【オリジナル ミネラルウォーター 好評発売中!】

富士山麓の美味しいミネラルウォーターをコロンとした可愛らしいフォルムのボトルに詰めた美術館オリジナルミネラルウォーター。

ルネ・ラリックの代表作(左から順に)「蝶の妖精」「ダン・ラ・ニュイ」「冬景色」「シルフィード」「ツバメ」「つむじ風」がそれぞれデザインされたかわいい逸品です。

美術館オリジナルミネラルウォーター 330ml 各 432 円(税込)



【ルネ・ラリックにみる日本とフランスの“かわいい”文化交流】

開催期間:2026年3月20日(金・祝)〜12月6日(日)

会場:箱根ラリック美術館 2階企画展示室
 

主催:箱根ラリック美術館
協力(五十音順、敬称略):

Coty Inc.コティジャパン合同会社、高畠華宵大正ロマン館、東京都庭園美術館 

株式会社ひまわりや、株式会社三越伊勢丹ホールディングス、株式会社港屋、弥生美術館
 

箱根ラリック美術館

開館時間:9:00 〜 16:00 (美術館入館は15:30まで) 

休館日:成人の日の翌日から11日間 

※本年の休館日は、2026年1月13日(火)〜1月23日(金)となります。

※営業日および開館時間は変更の可能性あり、最新情報は、公式ホームページをご覧ください。

入館料:大人 1500 円/大・高生・シニア(65 歳以上)1300 円/中学生・小学生 800 円
    ※レストラン、パティスリー、ミュージアムショップは入場無料
所在地:〒250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原 186 番 1

 

箱根ラリック美術館公式サイト https://www.lalique-museum.com/