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EXHIBITION

美しき時代と異彩の
ジュエリー

2023年4月29日～11月26日

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オリエント急行

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ルネ・ラリック作　櫛「蝙蝠」1899-190

ルネ・ラリック作　櫛「蝙蝠」1899-1900年頃

夜空に羽ばたくコウモリの姿を描いたべっ甲製の櫛です。コウモリのお腹部分に添えられたムーンストーンは、ある方向から見ると月光のような青白いきらめきを発するとか。
ちなみに、今年のお月見（十五夜）は9/29金曜日です。果たしてお天気はいかに…。

コウモリは、幸福や吉祥のシンボルとして古来、中国をはじめ、日本の工芸品の数々にも描かれ、19世紀後半の西洋でも流行しました。
ラリックのジュエリーをこよなく愛した、象徴派詩人で耽美主義者のロベール・ド・モンテスキュー(1855-1921)もまた、コウモリを好んだ一人です。彼は詩集のテーマにコウモリを取り上げたほか、レターヘッドなどの日用アイテムにもコウモリのデザインを施し、自らのトレード・マークとして愛好しました。

1F常設展示室にてご覧いただける「美しき時代（ベル・エポック）と異彩のジュエリ―」展は、会期末まで残り2ヶ月です（11/26日曜日までの開催）。

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にわか雨や残暑の続く、晩夏の箱根。
水を好み、涼しさの感じられる植物をモチーフとする展示作品を、引き続き「かながわサイエンスサマー」（児童・生徒を対象とする科学・自然体験関連イベントご案内の企画・神奈川県主催）にちなみ、ご紹介します。

ルネ・ラリック作　ペンダント《フジ》 1900-1903年頃

清々しい、うす紫色の花をつけたフジ（藤）が描かれた、こちらのペンダント。ラリックの代表作に数えられ、「美しき時代（ベル・エポック）と異彩のジュエリー」展（11/26まで開催）でご覧いただけます。
トップにあたるパーツには、いびつな形をしたバロック真珠（しんじゅ）の石が頂点に、その下側には連なるように、ガラスの小さな花びらが飾られています。また周りには、エマイユ（七宝のこと）による緑の葉、くねくねとしたつる・枝が絡み合っています。

人々に古来愛されてきたフジは、日本や中国にゆかりのある植物。日本では、万葉集（まんようしゅう）などの古典文学の数々によまれ、日本画や浮世絵にも描かれました。フランスの巨匠といわれる画家クロード・モネも、水面に浮かぶように枝をたらしたフジを描きました。
日本、または日本っぽい自然風景の美しさを表現するうえで、フジはいまも、古今東西で重要・人気の題材です。

ラリックは生前、フランスからはるか東の彼方にある異国・日本にあこがれていました。
旅行はかないませんでしたが、書物のほか、フランスで当時開かれた万国博覧会（万博）で見聞きした日本の工芸品や美術品、植物など、さまざまな未知の事物を通じて日本への愛着を強め、自らの創作にも生かしました。やがて、ラリックと同様に日本にあこがれた他の芸術家たちとそれぞれに、「新しい芸術」を意味するアール・ヌーヴォーの時代を切りひらいていきました。

展覧会ではほかにも、形や色などの様子の異なるフジを描いた作品をご覧いただけます。
ぜひ、探してみてください。

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今年も一株だけあるキレンゲショウマが咲きました。花数がなかなか増えてくれませんが、緑の庭園に明るい黄色が、まるで灯りが灯ったように咲いてくれます。ツユクサは足元にひっそりと咲く花ですが、鮮やかな青にはハッとさせられます。
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立秋を過ぎても、まだまだ厳しい暑さが続いていますね。そんな中でも秋明菊が咲きはじめて、秋の訪れを感じさせてくれます。
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引き続き、「かながわサイエンスサマー」（児童・生徒を対象とする科学・自然体験関連イベントご案内の企画・神奈川県主催）にちなみ、展示作品をご紹介します。

ルネ・ラリック作　ネックレス《二匹の蛇》 1901-1903年頃

11/26まで開催中の「美しき時代（ベル・エポック）と異彩のジュエリー」展でご覧いただける、ややインパクト強めのジュエリーです。
金色に輝く二匹のヘビが、尾を絡み合わせて向き合い、世紀末的な妖しい赤黒い光を放つ宝石に喰らいついています。

宝石はいずれも、カボションカットという、丸く山なりに研磨（けんま）を施すことで形を整えてある、アルマンダイトガーネット。かのヴィクトリア女王が好み、その治世下の英国をはじめ、ヨーロッパで人気を博したといわれます。

古代エジプトをはじめ、世界各地の古代文明圏で広く描かれたヘビのモチーフ。生と死のシンボルとして畏怖（いふ）され、ときには魔除けとなるなど、そのモチーフに込められた意味はさまざまです。

この作品が作られたのとほぼ同時期に、ラリックは別のジュエリーや櫛やバッグ、展示ケースの飾りなどにも、ヘビの姿を描き、そのモチーフにさまざまな構想を膨らませました。

美術館内にはほかにも、ヘビのモチーフを描いた作品があります。ぜひ、探してみてください。

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アナベルが今年の花を終え、蕾が愛らしいタマアジサイと大輪のヤマユリが庭園の小道を鮮やかに彩っています。
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暑い夏を迎えていますが、皆さまいかがおすごしですか。

当館は夏から秋にかけて、神奈川県主催の「かながわサイエンスサマー」という、小・中・高校生向けの科学・自然体験に関わるさまざまな催し物をご紹介する企画に、展覧会ご案内で参加をしています。

夏の季節とサイエンスにちなみ、現在開催中の「美しき時代（ベル・エポック）と異彩のジュエリー」展（11/26まで開催）から作品を一点ご紹介します。

ルネ・ラリック作　ケープ・ファスナー《二頭のトンボ》1900年頃

ケープ（前開きの、そでなしコート）をとじるファスナーのかざりとして作られた、こちらの作品。本物のトンボとほぼ同じ数の節（ふし）をからだにもつ、ふしぎな生き物です。

合体した（よりそった？）二匹のトンボのようにも見えますが、羽は小ぶりです。玉虫（たまむし）色に光るオパールのまわりには、エマイユ（日本で古来、七宝という）でできた、昆虫の脚（あし）のような、もようも…。
緑色は、ラリックお気に入りの色でした。エマイユによるあざやかなその色合いの変化が、生き物の腹や羽に美しく表現されています。

自然豊かなフランス北東部のシャンパーニュ地方に生まれ育ったルネ・ラリックは、幼い頃から自然とふれ合い、日々、昆虫や植物のスケッチにはげみました。ものや生き物の姿を正確に写しとる、すぐれた描写力をもったラリックですが、日常では見なれない空想の生き物を描くことも、ひんぱんでした。

展示室にて、ラリックが描いた自然の事物や、想像のなかの生き物をお探しいただけますと幸いです！

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仙石原のお祭り、諏訪神社天王祭が執り行われ、当館でも湯立獅子の勇壮な舞が披露されました。
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やっと雨が降りました。紫陽花はやはり雨が似合います。
ヘメロカリスにたった１匹、蛍がとまっていました。
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セレクトされた230点を
贅沢に展示

コレクションは1500点

フランスを代表する工芸家ルネ･ラリックが手がけた、大胆さと繊細さを兼ね備えたジュエリー、数え切れないほどのジャンルのガラス作品。
そして、歴史に残された室内装飾や、オリエント急行の内装まで。
1500点のコレクションの中から選び抜かれた約230点をご紹介いたします。展示替えも随時行っています。

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ラリックの手がけた内装美をそのまま運んだ

オリエント急行
Orient Express

ゆらめく柔らかな光と、幻想的なラリックの装飾。この車両だけで、150枚以上のガラスパネルが室内に貼りめぐらされています。

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テラスから自然を楽しむ
カフェ・レストラン

カジュアルフレンチとセミビュッフェのレストラン、自家製パンとスイーツのグローサリーショップ。中庭の自生した木々は新緑と紅葉シーズンが特に美しく、テラスから広がるベントグリーン（洋芝）は爽やかな緑色を一年中楽しめます。

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美術館の違った楽しみ方

花を楽しむ散策路と
フリーガーデン

ミュージアムに続く道だけではなく、桜、木蓮、あじさい、玉あじさい、睡蓮、紅葉のもみじなど、季節を楽しめる小道をお楽しみください。ご家族連れなどに人気のフリーガーデンです。

さまざまな顔を魅せる、ミュージアム

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