ミュージアム MUSEUM
箱根ラリック美術館

新着情報

2021/07/22
福井県立若狭歴史博物館に当館所蔵作品が❣️
福井県立若狭歴史博物館に当館所蔵作品が❣️の写真
福井県立若狭歴史博物館において開催予定の「嶺南美術展 夏休みは博物館で昆虫採集! スカラベからフィギュアまで」では、エミール・ガレ、ルネ・ラリック、アンディ・ウォーホル、草間彌生等の作品のほかに、海洋堂のフィギュアや古代エジプトのスカラベの宝飾品など、森にすむ昆虫や植物を形象化した古今東西の作品を、本物の珍しい昆虫標本とともに展示します。
当館からもラリックのジュエリーとガラス工芸品、ミュシャのポスターをお貸し出ししております。

夏休みのお出かけにいかがですか?作品と昆虫標本を一緒に見られるなんて面白そうですね(^^)
会期は2021年7月30日(金)から8月31日(火)までです。
2021/07/11
彫像《泉の精ガラテ》
彫像《泉の精ガラテ》の写真
こちらは、ルネ・ラリック作の彫像《泉の精ガラテ》。
皆様はこの作品を見て、どのような印象を受けますか?

ラリックが描く人物像には、西洋的なプロポーションや、動きのあるポーズが多く見られますが、こちらの女性像は静的なポーズと、東洋的な雰囲気を特徴としています。
パチネという彩色によって施された、落ち着いた色味も相まって、どこか観音様のような神秘性を感じられますね。

実はこちらの作品、大きな噴水塔を飾る女性像のうちの一つだったのです❣️
1925年にパリで開催された、現代装飾美術産業美術国際博覧会(通称:アール・デコ博)において、ラリックはガラス部門の統括責任者を務めます。このとき設置された、高さ15メートルにも及ぶ巨大な噴水塔《フランスの水源》は、ラリックのガラス工芸家としての集大成とも言われています。

《フランスの水源》は、一段につき8体、八角形に配置された女性像が16段に積み上げられ、計128体の女性像で装飾されていました。段ごとに異なる女性像が配され、それぞれ水の女神や妖精にちなんだ名前を持ち、ポーズや顔つきも異なっています。
また、上段に行くほど背が低くなり、来場者に目を合わせるよう俯いています。

現在開催中の展覧会「ルネ・ラリックの水のかたち」では、この128体のうちの2体に出会うことが出来ます。
当館でこの二体を同時に展示したのは、本展覧会が初めてです。

さらに!今回の展覧会のために、噴水塔《フランスの水源》を15分の1のスケールで再現した模型をご用意しました。

アール・デコの時代に思いを馳せてみませんか?
皆様のご来館を楽しみにしています^ ^
2021/07/03
水辺近くで暮らしたラリックが表現した「水のかたち」
水辺近くで暮らしたラリックが表現した「水のかたち」の写真
現在、ルネ・ラリックが手がけた、水にまつわる作品をご紹介している企画展
「ルネ・ラリックの水のかたち」を開催中です。

皆さまは、「水のかたち」と聞いて、どのような「かたち」を思い浮かべるでしょうか。ぐるぐる渦を巻いたり、ぽたぽたと滴ったり、勢いよく飛び出したり。そして、液体だけでなく、冷やせば個体になり、熱すれば気体となるように、その「かたち」は変幻自在。

ラリックは、透明感のあるガラスや水を連想させる色合いの七宝を用いて、水のもたらす自然の恵みをトンボや魚などの水棲生物や、シレーヌやナイアードといった水の精霊たちに姿を変え、かたちを持たない水の神秘性を目に見えるものとして造形化しました。

65歳で迎えた1925年のアール・デコ博覧会では、現実の水そのものをデザインに取り込んだ巨大な噴水塔「フランスの水源」を制作しています。


幼少期を過ごしたフランス・シャンパーニュ地方のアイには、マルヌ川が流れ、別荘と工房を構えたクレールフォンテーヌには、白鳥が舞い降りる池があり、そして、パリの自邸からはセーヌ川を眺めることができました。生涯を通して、水辺近くで暮らし、作品をつくり続けてきたラリックにとって、水はインスピレーションの源でした。

そのような環境で暮らしたラリックだからこそ生み出せた作品、彼の想像をかき立てた「水のかたち」をどうぞお楽しみください。


「暮らしにまつわる水」の情報をお届けしている、「水と暮らす」で紹介されました。ぜひ、チェックしてみてください。
2021/07/03
「ルネ・ラリックの水のかたち」限定スイーツ✨✨
「ルネ・ラリックの水のかたち」限定スイーツ✨✨の写真
現在開催中の展覧会「ルネ・ラリックの水のかたち」では、水辺の生き物や精霊の姿を借りて水を表現した作品や、水そのものをデザインに取り入れた作品など、ラリックがとらえた、さまざまな水のかたちをご紹介しています。

今回は、「ルネ・ラリックの水のかたち」のために特別にご用意した限定スイーツ「水のかたち 足柄茶をそえて」(税込¥935)をご紹介します。

本展覧会のテーマである、「水のかたち」をイメージした和スイーツで、スプーンで触るとこんなにぷるっぷるん♪
あんこときな粉と黒蜜で、さっぱりとした優しい甘みをお楽しみください。

また、お皿には「ルネ・ラリックの水のかたち」で展示している、ラリック作の鉢「アンヴェール」(1930年)を思わせる、ブルーのガラスが印象的なお皿を使用しています。
「アンヴェール」は深く透き通った、美しいブルーが特徴の大きな鉢です。
タイ科の魚と海藻が少しずつ角度を変えてデザインされていて、海の中で魚が泳ぎ、海藻が揺らいでいる様子を感じられますね。

さらに、ラリックの代表作であり、当館の看板娘であるブローチ「シルフィード(風の精)」(1897-1899年頃)を模した人形焼きもついて、ラリックの世界を堪能できるひと皿となっています。

暑い日が続きますが、美術館で涼むのはいかがですか?
そして鑑賞後は、ぜひ清涼感あるお菓子をお楽しみください^ ^
2021/07/02
箱根ラリック美術館で安心してお過ごし頂くために
箱根ラリック美術館は、新型コロナウイルス感染症の感染予防及び感染拡大防止のため以下の対策を講じます。皆様のご理解とご協力をお願い致します。

新型コロナウイルス感染症への対応について

衛生対策
■ お客様対応を行うスタッフは、マスクやフェイスシールドを着用します。
 また、手洗い、手指消毒、検温などによる体調管理を励行します。
■ 美術館入口などに、除菌用アルコールを設置しております。手指消毒にご協力ください。また、マスクの着用やこまめな手洗いにご協力をお願いします。
■ 館内の手すり、ドアノブ、窓など手指が触れる機会が多い場所を中心に、定期的な消毒・清掃を実施しております。
■ トイレ内にて、ハンドドライヤーの使用を中止し、ペーパータオルを設置しております。

密集・密接対策
■ 混雑時には、ご入館を制限させていただく場合もございます。予めご了承ください。
■ 受付および、各お会計窓口には、密集しないように、立ち位置を明示し、ビニールカーテンを設置しております。
■ 館内では、お客様同士、十分な間隔をとってご鑑賞いただくようにお願いしています。

密閉対策
■ 美術館内の空調は、外気を取り入れながら、機械換気を行っております。
 カフェ・レストラン リス、ショップ パッサージュにおきましても定期的な換気を行っております。

サービスの休止
■ 感染防止のため、車椅子の貸出し、ミュージアムツアー(解説ガイド)、お子様へのワークシートの配布などを中止しています。

ご来館されるお客様へのお願い

■ マスクを着用の上、ご来館ください。また、咳やくしゃみをされる際は、マスク、ハンカチ、ティッシュなどで口をしっかりと覆う「咳エチケット」にご協力ください。
■ 発熱、咳などの風邪症状や味覚障害の症状がある方や体調のすぐれない方は、ご来館をお控えください。(施設内で激しく咳き込まれるなど、風邪のような症状がある方には、スタッフがお声掛けし、検温やご退館をお願いする場合がございます。)
■ こまめな手洗い、手指消毒にご協力ください。
■ ご鑑賞中は大きな声での会話をお控え頂き、他のお客様と十分な間隔をあけてご鑑賞ください。
■ 一箇所に集中した場合、スタッフがお声掛けします。
■ 感染防止のため、壁や展示ケースに触れないようにお願いします。
■ 館内で体調が悪化した場合は、至急お近くのスタッフへお声掛けください。
2021/06/15
ラリックの水の精たち❤️
ラリックの水の精たち❤️の写真
ラリックは水の精霊たちをかたどった作品を多く残していますが、その中でも目立つのがシレーヌ(セイレーン)をモチーフにした作品。
シレーヌは甘美な歌声で船乗りを誘惑し、海に引きずり込み、破滅させてしまう海の妖精です。

19世紀末の西洋美術には、女性の魅力で男性を惑わせ破滅に追い込んでしまう、ファム・ファタール(宿命の女)が多く登場しました。ラリックも、同時代の影響を受けていたことがわかりますね。

今回ご紹介する作品は、鉢「シレーヌ」(1920年)。ガラスで制作された大きな鉢の中央に、妖しく漂うシレーヌの姿が。

ところで、このガラスは何色に見えますか?
白、青、オレンジ…一つの作品の中でいろいろな色が見えますね。

これはオパルセントガラスと言い、ガラスに動物の骨灰や亜ヒ酸を混ぜたものを成形する際、徐冷と再加熱を繰り返すことで、薄い部分は透明になり、厚みのある部分は乳白色になります。その名の通り、宝石のオパールのような輝きですね✨

オパルセントガラスによって、女性の体の厚みを表現し、妖艶な雰囲気を湛えています。見る角度や光の当て方によって変わって見える曖昧な色味は、まるで気まぐれで思わせぶりな女性の心の中を表しているかのよう。

現在開催中の展覧会「ルネ・ラリックの水のかたち」では、シレーヌ以外にも多くの水の妖精たちが皆さまをお待ちしています。
彼女たちの妖艶な世界も、どうぞお楽しみください。
2021/05/20
豊かな自然とともに、ラリックが表現した蓮の花を♪
豊かな自然とともに、ラリックが表現した蓮の花を♪の写真
「ルネ・ラリックの水のかたち」では、四季折々の花々が楽しめる池とともに、ラリックの水辺の植物や魚をモチーフにしたガラス作品をお楽しみいただける、特設コーナーをご用意いたしました。
今日は、こちらのコーナーに展示している香水瓶「エレーヌ」(1928年)をご紹介します。

こちらの香水瓶は、1輪の蓮の花がモチーフとなっています。
蓮の花の中心にはハチスがあるのですが、ラリックはこれを香水瓶の栓で表現しました。
瓶全体につや消し加工を施すことで、蓮の可憐な美しさを表現しています。
花弁をよく見ると、灰色の縦筋が入っていますね。これはパチネという彩色方法で、アラビアゴムを主体とする液体に顔料を混ぜたものを塗布し、拭き取ることで、くぼみの部分にのみ色を残し、かたちをより立体的に見せています。

朝の日差しや沈みゆく夕陽など、屋外の光を映す姿は、まるでこの場に自生しているかのよう♪

ちょうど睡蓮も咲きはじめたので、池に咲く睡蓮の花と、ラリックが表現した蓮の花を見比べてみませんか?睡蓮は9月ごろまでお楽しみいただけます。
普段は作品を展示していない空間で、豊かな自然を感じながら作品をご覧いただける機会です。皆様のご来館を楽しみにしています^ ^
2021/05/11
お魚たちと記念撮影♪
お魚たちと記念撮影♪の写真
現在、箱根ラリック美術館では、企画展「ルネ・ラリックの水のかたち」を開催中です。

この展覧会では、水鳥や魚といった水辺の生き物をモチーフとした作品が多く展示されています。

フランスのシャンパーニュ地方にあるアイという小さな村で生まれたラリックは、幼少期より自然に親しみ、昆虫や植物をスケッチして過ごしました。
こうして身につけた観察眼は、のちの彼の作品の中で存分に発揮されることになります。
そのため、ラリックの作品に登場する動物や植物の多くは、属や科が特定できるほど精巧に表現されている場合が多いのです。

今回の企画展では、神奈川県立生命の星・地球博物館学芸員の瀬能宏氏にご協力いただき、作品の中でモチーフとなっている魚の種類を特定していただきました。
ガラスやジュエリーの中に、いろいろな種類の魚を見ることができるため、まるで水族館にいるような気分♪

そんなラリックの作品に登場する魚たちを身近に感じていただくために、「ルネ・ラリックの水のかたち」限定フォトフレームをご用意しました。

こちらで使用しているのは、ラリックが制作した鉢「アンヴェール」(1930年)。
深いブルーの中で、タイ科の魚が少しずつ角度を変えてデザインされている姿は、透き通った水の中を気持ちよく泳いでいるかのよう♪

魚たちとの記念撮影を楽しみませんか?
皆様のご来館を楽しみにしています^ ^
2021/04/29
1925年にタイムスリップしてアール・デコ博へ♪
1925年にタイムスリップしてアール・デコ博へ♪の写真
1925年、パリで開催された現代装飾美術産業美術国際博覧会(通称:アール・デコ博)において、ラリックはガラス部門の統括責任者を務めます。
この時、彼は自社のパビリオン「ラリック館」や、その目の前に設置された巨大な噴水塔《フランスの水源》などを手掛けました。

《フランスの水源》は、ガラス製の女性像が一段につき8体、16段にわたり、計128体配された巨大な噴水塔で、高さは約15メートルに及びました。
日中は陽の光を反射して輝き、夜間には幻想的にライトアップされて、当時の会場では四方から楽しむことができました。

現在開催中の展覧会「ルネ・ラリックの水のかたち」では、《フランスの水源》のスケールを感じていただくために、実際に噴水を飾っていた彫像とともに、塔全体を1/15の大きさで再現した模型をご覧いただけます。

そんな話を聞くと、アール・デコ博に行ってみたくなりますよね…?
そこで!今回は、ラリックのパビリオンや噴水塔《フランスの水源》の前で記念撮影を楽しめるARをご用意しました。
使い方は簡単♪箱根ラリック美術館内にあるQRコードを読み取ってマーカーにかざすだけ。
誰でも簡単にタイムスリップできます♪

時空を超えた旅に出かけてみませんか?
SNS映えすること間違いなしです^^
2021/04/25
企画展「ルネ・ラリックの水のかたち」が開幕しました
企画展「ルネ・ラリックの水のかたち」が開幕しましたの写真
4月24日より、企画展「ルネ・ラリックの水のかたち」がはじまりました。

ルネ・ラリックにとって「水」は多大なインスピレーションの源でした。

水鳥や魚といった水辺の生き物や、シレーヌ(セイレーン)やナイアードといった水の精の姿で、かたちを持たない水の恵みや神秘性を造形化したほか、日本美術の影響を感じさせる流水紋や、アール・デコ期を特徴付ける幾何学的な模様など、ラリックの多様な「水」のかたちをお楽しみいただけます。

1925年、パリで開催された現代装飾美術産業美術国際博覧会(通称:アール・デコ博)のために制作した巨大な噴水塔《フランスの水源》は、水の精を表した16種類の女性像、計128体で構成され、高さは15mにもなりました。

本展覧会では、こちらの噴水塔を1/15の大きさで再現した模型と共に、実際に噴水塔を飾ったガラス製の女性像をご覧いただけます。

ジュエリーやガラスだけでなく、噴水のデザインまで行い、水をも作品の一部とした、ラリックの表現の幅を感じていただけるかと思います。

また、緑豊かな庭園とともに自然光のもとでラリックのガラス作品をお楽しみいただけるコーナーもご用意しました。

日中の太陽に照らされるガラスと、沈みかけた夕陽に照らされたガラスと…同じ作品でも全く違う表情を魅せてくれます♪

箱根は今、新緑が美しい季節です。豊かな自然とともに、ラリックが制作した「水」を感じさせる作品を楽しみませんか?

会期は11月28日までです。
皆様のご来館を、楽しみにしています。