ミュージアム MUSEUM
箱根ラリック美術館

企画・展示

明日への祈り展 ラリックと戦禍の時代
苦難の時こそ、人々に寄り添う芸術を

明日への祈り展 ラリックと戦禍の時代の写真


ルネ・ラリック(1860-1945)が生きた20世紀は、世界が大きく揺れ動いた時代でした。1914年に人類史上初の世界大戦が、1939年には第二次世界大戦が勃発し、多くの命が奪われました。戦争は、ラリックの創作活動にも大きな影響を及ぼします。第一次世界大戦時、閉鎖に追い込まれた工場では、実験用ガラス器具や衛生用ガラス製品の製作を要求され、作品をつくることは叶いませんでした。
そのような中、ラリックは国会などの要望により、兵士や戦争孤児、そして当時流行していた感染症・結核を患った人々のため、チャリティイベント用のブローチやメダルを制作し、その売り上げが困窮者へ寄付されました。これらの作品は、決して煌びやかではないものの、芸術で人々の心を豊かにしたいというラリックの願いが込められています。そして第一次世界大戦終結後、ラリックは悲しみを鎮めるかのように、ガラスを使用し、教会などの祈りの場の内装を手がけました。

本展では、フランスの苦難の歴史と戦争で傷ついた人々のため、ラリックにより作られたチャリティ用のメダルやブローチ、キリストや天使をモチーフにした作品などを、祈りをテーマにご紹介します。新型コロナウイルスが猛威をふるうなか、21世紀を生きる私たちもまた、何かに祈り、明日に希望を見出し、今を生き抜こうとしています。どんな時にも人々の心にそっと寄り添ったラリックの作品をどうぞご覧ください。

明日への祈り展 ラリックと戦禍の時代の写真



企画展限定スイーツも登場!

口に入れとける前に、その名を3回唱えれば願いが叶うというポルボロンやフィナンシェなど、かつて修道院で祈りを込め作られていた焼き菓子を詰め合わせました。
(写真はイメージです。)

明日への祈り展 ラリックと戦禍の時代の写真

企画展限定スイーツ「修道院の3時のおやつ」 1,100円(ブリキのバケツ缶付き)
※食べきれないときは、ブリキのバケツ缶ごとお持ち帰りいただけます。



【展覧会名】明日への祈り展 ラリックと戦禍の時代
【会期】2022年3月19日(土)〜2022年11月27日(日)
【開館時間】9:00〜16:00(美術館最終入館は15:30まで)
【休館日】毎月第3木曜日(但し8月は無休)
【主催】箱根ラリック美術館
※開館時間ならびに営業日は変更の可能性あり。
 最新情報は、本HPをご確認ください。