ミュージアム MUSEUM
箱根ラリック美術館

企画・展示

箱根寄木 アール・デコの写真

|ラリックと箱根寄木、ふたつのアール・デコが競演|

 「アール・デコ」− それは1910年代から30年代に流行した芸術様式で、幾何学的な文様やフォルムがその特徴のひとつです。ラリックもこの時期に、アール・デコのスタイルを取り入れた作品を数多く作りました。
一方、木々を組み合わせて幾何学的な文様を作る箱根寄木細工は、まさに"日本のアール・デコ"とも呼べるものです。


箱根寄木 アール・デコの写真

 江戸時代末期に箱根で作られ始めた寄木細工は、日本国内だけでなく、やがて世界へと輸出されていくようになりました。そこで大きな役割を果たしたのが、1898(明治31)年に小田原で設立された「箱根物産合資会社」と、この会社の大口取引先である横浜の「ウインクレル商会」です。

箱根寄木 アール・デコの写真

 実はこのウインクレル商会は、パリの「アール・ヌーヴォー」という名の店とも取引きがありました。そこでは、日本の美術品や工芸品が紹介されていて、ラリックも足しげく通っていたのです。
 ラリックと寄木細工のつながりはこれだけではありません。箱根物産合資会社が出品したセントルイス万国博(1904年)には、ラリック自身も渡米し、展示・出品をしているのです。


箱根寄木 アール・デコの写真


 ラリックのアール・デコ時代の香水瓶「AorN」(写真上左)。その隣の抹茶椀は、新進気鋭の箱根寄木作家 露木清高氏の作品です。
 露木氏は、この抹茶椀で2008年全国「木のクラフトコンペ」で大賞を受賞し、日々新しいスタイルの箱根寄木を生み出しています。今回は、伝統的な寄木細工だけでなく、次世代を担うスタイリッシュな現代の作品までご紹介いたします。箱根寄木細工とラリックの競演をお楽しみ下さい。


期間:  2010年4月17日(土)〜11月23日(火・祝)
開館時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日: 年中無休
入館料: 大人1500円、大学生・高校生・シニア1300円、
     中・小学生800円
特別協力:株式会社露木木工所
協力:  
石川漆器株式会社 ウインクレル商会株式会社 
神奈川県産業技術センター工芸技術所 櫻木達夫 正眼寺 
東海大学付属図書館 箱根町立郷土資料館(五十音順)


|関連イベント|

寄木製作ワークショップ
2008年全国「木のクラフトコンペ」で大賞を受賞した、箱根寄木作家 露木清高氏が、製作の様子をご覧にいれます。
モノ造りの現場を体感できるだけでなく、製作に込める想いなど、トークも交えて箱根寄木をより身近に感じていただけるスペシャルイベント。
露木氏自身が企画展示室をご案内する特典付です。

開催日 8月7日(土), 8月21日(土)
時間  11時より15時半まで(12時より30分間は休憩)
場所  美術館ミュージアムショップ横 広場


寄木ティーセレモニー
箱根寄木作家 露木清高氏が2008年全国「木のクラフトコンペ」で大賞を獲得した抹茶椀。自らの作品で、作家自身がおもてなしするティーセレモニーです。美しい庭を眺めながらお茶を愉しみ、作家との会話を通して木のぬくもりを体感するスペシャルイベント。
スタイリッシュな寄木細工とともに、優雅なひと時をお過ごし下さい。

開催日  9月4日(土), 18日(土) 
     10月2日(土), 16日(土)
     11月6日(土), 20日(土)
時間   11時より15時頃まで
所要時間 一席 約20分
料金   お一人様 1000円(レストランLYSのシェフパティシエが作るスイーツ付)
場所   美術館1階「サロン・ド・サラ」


ミュージアムツアー
箱根寄木とラリックの作品の見どころを、ミュージアムスタッフがわかりやすく解説いたします。
企画展開催中は、毎週火曜と金曜11時〜のタイムテーブルに加え、土曜と日曜にも開催しています。

開催日 毎週火・金・土・日曜(土・日は企画展開催中のみ)
時間  11時より約30分間
場所  美術館 企画展示室