箱根ラリック美術館
箱根ラリック美術館/仙石原 ルネ・ラリックの生涯と出会うコレクション
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期 間 2007年6月23日(土)〜11月25日(日)

(右)櫛「水に映る白鳥」
1898-1900年頃制作
ルネ・ラリック作
(左)櫛「花筏文様象牙透彫鼈甲櫛」
昭和時代
澤乃井櫛かんざし美術館蔵
会 場 箱根ラリック美術館 企画展示室
 

【 企画展概要 】

20世紀の初頭まで、西洋でも日本でも、女性たちは髪を結い、個性を表現するアクセサリーとして櫛を愛用していました。
江戸中期に形状、素材とも多彩に発達した日本の櫛は、1867年のパリ万国博覧会で紹介され、根付けや印籠などとともにヨーロッパにおける日本ブームを加速させました。このジャポニスムが、アール・ヌーヴォー期のフランスでどれほどもてはやされたかは、ツバメやトンボ、藤のしだれる様などを題材にしたラリックの櫛からもうかがえます。

またジュエリー作家としてラリックの名を歴史に刻んだ1900年のパリ万博でも、蛇の群れや、画面から身を乗り出す人物など、幻想世界のオブジェともいうべきラリックの櫛は、貴婦人や美術愛好家たちの目を奪いました。

今回の企画展では、ヨーロッパの伝統と日本的要素、そして類のない独創性が作り上げたラリックの髪飾り約20点を、その手本ともいうべき、日本の江戸から昭和初期にかけて製作された、櫛の名品とともに展覧します。
【 出展作品 】
●ルネ・ラリック作品
 ・櫛「さくらんぼ」
 ・ティアラ「ジャスミン」  など22点(常設展示の髪飾り作品を含む)
● 日本の櫛
 ・渦巻文様蒔絵櫛(原 羊遊斎作) など39点
 
【 協  力 】
・浅沼 ゆう子(漆芸家)
・川合 マサエ(櫛蒐集家)
・斎城 卓(写真家)
・佐倉市立美術館
・澤乃井 櫛かんざし美術館
・高尾 曜(漆工芸研究家)
・竹内 勉(つげ櫛「十三や」)
・南 登美子(ミナミ美容室)
            (五十音順、敬称略)
 
ランプ  
ルネ・ラリック作
櫛「さくらんぼ」
(1902-1903年頃)
 
ルネ・ラリック作
櫛「藤」
(1903-1904年頃)
 
原 羊遊斎 作
櫛「渦巻文様蒔絵櫛」
(江戸時代)
澤乃井 櫛かんざし美術館 蔵
 
 
 
期 間 2006年12月23日(土・祝)〜2007年5月20日(日)
 
会 場 箱根ラリック美術館 企画展示室

【 企画展概要 】

 開国とともにやって来た舶来のあかり。洋灯、すなわち石油ランプに倣ってはじまった国産ランプの生産は、ギヤマン師またはビードロ屋と呼ばれていた日本のガラス職人に“用と美”の技を興起させました。

 西洋の技術を取り入れ、切子など日本独特のカットグラスを確立しながら作りだされた和製ランプや、大正期の電燈には付きもののセード(電笠)等の照明具は、ひときわユニークな日本のガラス工芸です。

 一方、19世紀末に宝飾作家として活躍し、20世紀にはガラス作家へと転身したルネ・ラリック(1860-1945)は、様々な産業の将来性を見据えながら作品のジャンルを拡張していきました。なかでも電気の光とガラスの組み合わせによる装飾にはいち早く着目し、卓上ランプやシャンデリアなどの室内照明具から、テーブルセンターピース、彫像等の装飾品にいたるまで、照明を効果的に用いた作品を次々に発表していきました。

 今回の企画展より新たに一器、ラリックのシャンデリア(1930年制作「ケシ文様」)が企画展示コーナーに設置されるとともに、館内のラリック作品24点が点灯します。

 表現力ゆたかなラリックの照明と、日本の明治・大正期のランプ、セードを展示し、灯るあかりが見せる、ガラスの装飾美をご覧いただきます。
【 出展作品 】
●ルネ・ラリック作品
 ダイニング用センターピース「火の鳥」
 ランプ「孔雀」
●明治・大正期の和製ランプ、セード
●錦絵、ポスター など
 
【 協  力 】
GAS MUSEUM がす資料館
川崎市市民ミュージアム
神戸らんぷミュ−ジアム
(株)ジャパンランパス
東京電力 電気の史料館
夢志坊           (五十音順)
 
ランプ   シャンデリア   和製卓上ランプ
ルネ・ラリック作
ランプ「孔雀」
1910年
 
ルネ・ラリック作
シャンデリア「ケシ文様」
1930年
和製卓上ランプ
「色絵油壺グローブ型ランプ」
明治時代
 
 
期 間 2006年4月22日(土)〜11月26日(日)
  ※ご好評につき会期が延長になりました。
 
会 場 箱根ラリック美術館 企画展示室

【 企画展概要 】

 19世紀後半のヨーロッパ。ジャポニスムと呼ばれる日本美術の一大ブームが巻き起こり、芸術家の誰もが、その美意識を会得しようと日本の作品に学び、手習いしました。
花鳥風月への敬意を感じさせる意匠、大胆な構図、鮮やかな色彩感覚など、日本の美術を分析した当時の著名な美術評論家、フランスのエルネスト・シェノーは、優れた日本美術の分野のひとつとして、唐紙(からかみ)をあげています。

 江戸時代中期に発展した唐紙には、菊、藤、雲などを文様化したものから後年世界的に流行したアール・デコ様式にも似た幾何学文様など、日本ならではの研ぎ澄まされた高いデザイン性があります。そのすばらしさは、イギリスのヴィクトリア・アンド・アルバート美術館に多数の唐紙が収集されている事からも明らかです。
 また15世紀からヨーロッパで生産されたギルトレザー(金唐革)をルーツとし、日本で発達した金唐紙は、1873年(明治6)のウィーン万国博覧会で高く評価され、一時期、大蔵省印刷局が手がけたほど、高級壁紙として明治から昭和初期にかけて盛んに生産されました。唐紙などに息づく和の風合いがアレンジされた金唐紙は、新たなジャポニスムとしてヨーロッパで賞賛され、世界へ伝わっていったのです。

 1900年に祖国フランスで開催されたパリ万国博覧会にて宝飾作品でグランプリを受賞したルネ・ラリック(1860-1945)も、屏風、櫛、刀剣など、日本の工芸品や美術品に多いに触発され、ガラス工芸に転じてからも、そのインパクトを作品に反映し続けた作家でした。ラリックの作品に見る、自然感あふれる装飾、用途あるものに芸術性を、との作家精神は、日本の美意識そのものです。

 今回の企画展では、京唐紙の老舗「唐長」十一代目 千田堅吉氏が唯一受け継ぐ江戸時代からの伝統手法よる京唐紙と、今もなお旧岩崎邸など歴史的建造物の壁紙修復を手掛ける我が国でただ一人の金唐紙制作者、上田尚氏(国選定保存技術保持者)による金唐紙、また貴重なギルトレザーのコレクション(個人蔵)を、ラリックの作品とともに展示します。平面に舞う文様と、立体に踊るラリックの文様をご覧下さい。
【 出品作品 】
●ルネ・ラリック作品
 ブローチ「アネモネ」(1901−1903年頃)
 置き時計「マルリー」(1931年)   等 約30点
●京唐紙、金唐紙  各種
 
アネモネ   マルリー
ブローチ「アネモネ」
1901-1903年頃
 
置き時計「マルリー」
1931年

 
 
【 期 間 】
2005年10月15日(土)〜 2006年3月5日(日)
 
【 会 場 】
箱根ラリック美術館 企画展示室 & ミュージアム・ゲート
 
【 企画展概要 】
カーマスコットとは、20世紀初頭、車のラジエーターの冷却水注入口に付けた装飾キャップです。当時この注入口は、ボンネットの上部先端に位置していたため、オーナーは個性豊かなマスコットを搭載して車を走らせ、ステイタスを誇ったのでした。本展では、1920年から1931年に発表したラリック作品約30点をはじめ、メタル製カーマスコット、エンブレムなど関連作品も多数を展示します。作品点数は約100点。

また、ミュージアム・ゲートにはラリックのカーマスコット『トンボ』(大)を装着したクラッシックカー、ブガッティ(T57ヴァントー1934年型)に加え、当企画展期間中に限り『トンボ』(小)を乗せたブガッティ(T46 1929年型)も展示しています。
 
【 ヴィンテージカー箱根ラン 】
第2回企画展開催に先立ち10月14日(金)にラリックのカーマスコットを付けたヴィンテージカー「MG TC ミジェット」が箱根を走りました。
詳細はこちら
 
 
「トンボ」(大)(1928年)
企画展示室 展示風景
 

 

 

 
 
【 企画展概要 】
ルネ・ラリック(1860−1945、フランス)が工芸作家として様々な技術や意匠を吸収していった19世紀後半、「ジャポニスム」と呼ばれる日本美術の影響が、フランスをはじめとするヨーロッパ各国を席巻していました。ラリックもまたジャポニスムから多くを学び取り、日本風のモチーフを使用するだけではなく、構図・視点などにも日本美術の妙を取りいれました。本企画展では、ラリックと交友の深かった美術商サミュエル・ビングの編集した雑誌「芸術の日本」や「ビング旧蔵 東洋美術目録」など、当時のフランスにおいて日本美術を紹介した資料をラリック作品と共に展示します。
 
【 出品作品(予定)】

ラリック作品 20余点
「ビング旧蔵 東洋美術目録」
「ジロ・コレクション 日本装飾図案集」
サミュエル・ビング編集「芸術の日本」
歌川広重「箱根七湯圖會」

 
期 間
2005年3月19日(土)〜9月20日(火)
 
場 所
箱根ラリック美術館 企画展示室
 
 
「雀」灰皿 1925年
 
「ひょうたん」花器 1914年


 

 
 
 
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