箱根ラリック美術館
箱根ラリック美術館/仙石原 ルネ・ラリックの生涯と出会うコレクション
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期 間 2010年4月17日(土)〜11月23日(火・祝) 
会 場 箱根ラリック美術館 企画展示室

【 企画展概要 】

 江戸時代の中期、東海道箱根八里を往来する旅人が増えると、関所を構える箱根宿は、旅なかばの疲れを温泉で癒す格好の滞在地として栄えました。ここで土産物として重宝され、発達したのが「箱根寄木細工」です。バラエティーに豊んだ商品が並ぶ湯本の茶屋(販売店)の様子は、浮世絵にも描かれています。また、出島から江戸参府の際に箱根を通過したシーボルトが、オランダに持ち帰った木工芸品にも寄木が組み込まれたものが残っています。
 開国後の明治30年代(1900年代)初頭、箱根湯本に近い小田原板橋に「箱根物産合資会社」が設立されました。横浜の外国人居留地の商社へ積極的な売り込みが始まり、漆器や陶器などとともに、箱根寄木は海を渡っていきました。大手取引先のひとつ、「ウインクレル商会」を経営するドイツ人のヤコブ・ヴィンクラーは、同じくドイツ人で、“アール・ヌーヴォー”という芸術潮流の名付け親であるサミュエル・ビングと親しい間柄でした。そして、そのビングがパリで営む美術店へ、足しげく通うルネ・ラリックの姿がありました。
 1925年を頂点に、欧米で流行した連続文様の装飾“アール・デコ”に良く似たパターンが、寄木の組み文様には見られます。しかし、それが素材の寄木づくりから積み上げられた緻密な日本の技であることに、驚きの声をあげた人は多かったことでしょう。ラリックはジュエリー作家の名声を捨て、香水瓶から室内装飾に至るまで、新時代を象徴するアール・デコ期のガラス工芸家となりましたが、これに先駆けること半世紀以上前に、箱根寄木はヨーロッパに上陸していたのです。
 今回は、ラリックと時を同じく制作された明治期の寄木から、次世代への可能性あふれる現代の作品まで、日本のアール・デコとも言うべき箱根寄木が、ラリックのアール・デコと出会います。幾何学のデザインを極めた、ふたつの工芸の世界をお楽しみいただきます。
 
ルネ・ラリック作
花器「つむじ風」1926年
露木清高作
寄木抹茶椀 2008年
 
 
【 出展作品 】
ルネ・ラリックの作品
・サイドテーブル「マルト(マルタ十字)」1935年
・香水瓶「香水A(または香水N)」1929年
・花器「つむじ風」1926年 など
箱根寄木の作品
・露木清吉作「市松寄木伸縮式文机」1960年代
・露木清次作「乱寄木文庫」1980年代 など 
 
【 出展資料 】
・箱根物産合資会社 金銀出納帳」1898年 石川漆器株式会社蔵
・浮世絵「双筆五十三次小田原酒匂川歩行渡し」広重・豊国
・浮世絵「双筆五十三次(小田原ういろう)」広重・豊国 他
 
【 特別協力 】
・株式会社露木木工所
 
【 協  力】
・石川漆器株式会社
・ウインクレル商会株式会社
・正眼寺
・箱根町立郷土資料館  (五十音順)

期 間 2010年4月17日(土)〜11月23日(火・祝) 
会 場 箱根ラリック美術館 2階
【展示概要 】
 2010年、箱根ラリック美術館は開館5周年。さらにルネ・ラリックの生誕150年にあたります。この佳節を記念して、当館がオープン以降に収集したルネ・ラリックの作品の中から、日本初公開のジュエリー3点を含む秘蔵作品4点をお披露目します。
 パリ装飾美術館の前館長、ラリック研究の第一人者でもあるイヴォンヌ・ブリュナメール監修。渾身の力を込めたラリック作品をぜひご堪能ください。

 
ルネ・ラリック作
コサージュ「ライラック」
1898-1900年頃
 
【 出展作品 】
ルネ・ラリックの作品
 コサージュ「ライラック」1898-1900年頃
 チョーカー「アザミ」1898-1901年頃(日本初公開)
 ティアラ「アネモネ」1900-1905年頃(日本初公開)
 ジュエリー・セット「女の顔と鳥のパリュール」制作年不詳(日本初公開)


 
【 監  修 】
 イヴォンヌ・ブリュナメール(Yvonne Brunhammer)
  

 

 
 
 
箱根ラリック美術館 コピーライト